結婚式のお呼ばれマナー徹底解説-ゲスト向け 当日に恥をかかない参列ガイド完全版-
仲の良い友人や身内などから結婚式に招待されることは、とても喜ばしくおめでたいこと。
ですが、日常とは異なるフォーマルな場でのマナーは知らないことも多く、気がつかないうちにNGマナーをしてしまうことも。
特に結婚式での服装は、新郎新婦だけではなく多くの参列者の目にも触れる大事な部分。
自分の印象はもちろん、新郎新婦へのイメージにも関わりますので、知っておきたい基本的なゲストマナーについて知っておきましょう。
目次
結婚式の招待状が届いたら…? 返信方法のマナーについて
招待状の返信は遅くとも1週間以内に返信しましょう
【返信はがきの書き方】
- 黒のボールペンを使用します
- 「行」「宛」→二重線で「様」に修正
- 「御」「芳」→二重線で消す
- 「ご出席」「ご欠席」の「ご」と、選択しない方も二重線で消します
※二重線は定規で真っ直ぐ引くのが好ましいです
気になるご祝儀の相場は? 当日受付でどうしたらいい?
結婚式のご祝儀は、基本的に割り切れない数字の金額を入れるのがベスト。
- 友だち・職場の同僚……3万円
- 部下・上司……3~5万円
- 恩師……3~10万円
- 兄弟姉妹、いとこ等……3~10万円
【ご祝儀のスムーズな渡し方】
- 結婚式のご祝儀は、ご祝儀袋に入れてお渡しします
- ご祝儀袋は包む金額の100分の1程度の値段の物が良いとされています
- ご祝儀袋の表書き・中袋は「黒色の筆ペン」を使いましょう
- ご祝儀袋はふくさに包み、受付で袋から出してお渡しします
※会費制の場合は祝儀袋や袱紗は不要※
お呼ばれゲストの服装マナーは最も大切!
招待状の返信やご祝儀などは、対主催者というクローズドな空間ですが、服装などは多くの目に触れる大切な部分。
【平服(インフォーマル)】
堅苦しくない、自由度の高い服装で大丈夫です。
ただし、普段着ではないのでキレイめな服装にしましょう。
【準礼服(セミフォーマル)】
パーティードレスのような、上品な印象を持たれる服装。
招待状に『平服で』と記載があったとしても、普段着という意味ではないので注意。
特に記載がない場合はセミフォーマルな服装で行くようにしましょう。
【結婚式でNGな服装】
<<白・白っぽい淡い色合いのドレス>>
白は花嫁のウエディングドレスと被るためNG。
どうしても淡い色合いを着る場合は、小物や羽織りものに濃い色を合わせましょう。
<<丈が短すぎるドレス>>
結婚指示では膝丈~ロングが良いでしょう。
脚の露出が多い膝上スリットやミニスカートのドレスは避けるのが無難です。
<<柄物・毛皮・レザー>>
・柄物はカジュアルな印象になってしまします。
選ぶ場合は同系色や柄が大きすぎないデザインがおすすめ。
・アニマル柄は殺生を連想させる為、フェイクであっても避けるのが無難です。
<<カジュアルな服装>>
カジュアルな印象のデザインや素材のものは、ドレスをはじめバッグや靴、アクセサリーなどの小物であっても全てNG。
例えば……
- ニット
- デニム生地
- スニーカー
- サンダル
- ブーツ
- 大きなバッグ
- ビジネスバッグ
- リュック
これらは一例ですが、カジュアル、もしくはカジュアルに見えるようなアイテムは避けるのがよいでしょう。
<<派手すぎるor地味すぎる>>
結婚式では主役より目立つ派手な格好はよくありません。
ですが、逆に地味すぎてしまっても華やかさに欠けるため、アクセサリーやカラードレスで上品な華やかさを目指しましょう!!
【結婚式にはどんなドレスならいいの?】
・素材
サテン、シフォン、オーガンジー、ジャガード、レース生地などドレッシーな素材
・丈
膝丈~ロング丈
・袖
ノースリーブの場合はショールなど羽織を着用
・カラー
白以外にしましょう。
華やかなカラー、季節感のあるカラーがおすすめです。最近では「くすみカラー」や「華やかな黒」も人気。
【注意が必要なデザイン】
●バイカラー
別れを連想する方もいるので、同色系や目立たないデザインにするのがおすすめです。
バイカラードレスのマナーについて詳しくはこちら
●黒のドレス
喪服っぽく、暗く見えてしまうこともあるため、小物で華やかに。
ブラックドレスのマナーについて詳しくはこちら
【ドレス選びのポイントは『早めに準備』がベスト】
せっかくのドレス、慌てないように余裕を持って準備をするのがポイント。
できれば試着もしておきたいですね。
通販で購入した際も、すぐに試着してシルエットなどを確認するのがベストでしょう。
【結婚式の格式はチェックしましょう!】
参列者の顔ぶれや、式場の格式などで選ぶドレスの自由度も変わってきます。
- 格式が高い結婚式の場合:フォーマルさを意識したワントーンのワンピースドレスがおすすめ
- カジュアルな結婚式や友人だけのパーティー:バイカラーのドレスや、パンツドレス、セットアップのドレスなども問題ありません
【人気のカラーやデザイン】
カラー
寒色系はグリーン、ブルーが人気。
暖色系はベージュ、ブラウンなどのくすみカラーが人気です。
親族での結婚式はネイビーや暗めのカーキなど、ダークカラーで選ばれる方が多いです。
デザイン
最近では何通りの着こなしもできる、セットアップのドレスが人気
ボリュームを抑えたフレアスカートや、マーメイド、アイラインシルエットなど、縦のラインを強調するシルエットも人気
【ドレス以外に必要なアイテム】
パーティーバッグ
小ぶりなパーティーバッグがおすすめ
※ブランド物のカジュアルバッグはNG
パーティーシューズ
3cm以上のヒールがあるパンプスタイプがおすすめ!ヒールは細めが上品です。
※爪先や踵が開いている物、カジュアルシューズ、ブーツ、蛇皮などはNG
※マタニティの方はヒールなしのフラットシューズでも問題ありません
ストッキング
ベージュのストッキングがベストです。上品なラメ入りなども素敵です
※黒のストッキング、厚手のタイツ、柄タイツ、ソックス、素足はNG
アクセサリー
ネックレス、イヤリング、ブレスレットの3点セットがベスト
特にパールを基調とした物が基本となります。
ヘアアクセサリーもあると、さらに華やかに。
※『花の髪飾り』は避けた方が無難です。
インナー
ドレスに響かない色・形がオススメ
- その他NG:「時間を気にする」を意味する腕時計はつけない方が無難
【コーディネートのポイント】
<<上品、フェミニンにまとめたい>>
- 靴やバッグはベージュ系や、柔らかいトーンのゴールドでまとめる
- アクセサリーはパール系に
<<クール、スタイリッシュにまとめたい>>
- 靴やバッグはブラックやシルバー、グリッター使いのものなどで揃える
- アクセサリーは華奢でシンプルなものや、ヒトクセあるデザインの物にする
【コートやアウターのマナー】
<<OKなコート>>
- きれいめな印象の生地やデザイン
- 色はベージュやグレー、ネイビー、ブラックなど落ち着いたカラー
<<NGコート>>
- 毛皮のコート
- 柄物のコート
- 白、もしくは白っぽいコート
- カジュアルなダウンジャケットやモッズコート
【必要な持ち物】
・招待状
・ご祝儀(会費制の場合は会費)
・ハンカチ&ティッシュ
・財布やスマートホンなど貴重品
【あると安心な持ち物】
・替えのストッキング
・絆創膏
・カイロ
・パーティー用のサブバッグ
・メイク用品
・マスク
・袱紗
【服装のマナーは結婚式の格式や立場によって変わります】
・友人の結婚式の場合…格式に合わせ、基本的なドレスマナーを守って向かいましょう。
・親族の結婚式…フォーマルワンピースや和装も視野に入れると良いでしょう。
・会社関係の方の結婚式…フォーマルな服装を心がけましょう。
・二次会や友人だけのパーティー…結婚式などよりマナーは厳しくありませんが、華やかなお祝いの席であることは忘れずに。
マナーはシーンによって異なる!?
【昼間の結婚式】
・基本的には肩を出すスタイルはNG。袖付きのドレスか羽織を合わせるコーデがおすすめ。
・昼間の式では、パール調のアクセサリーがベスト。輝きの強いアクセサリーは避けるのが基本です。
【夜の結婚式】
・ナイトウエディングは基本的に、ロング丈で肩が出ているデザインのドレスがおすすめ。
・アクセサリーはキラキラとした華奢なビジュー系が◎
【神前式】
・神社で行われる和装の結婚式の場合でも、ゲストは洋装でもOKです。但し、肩は出さないようにします。
・正座をする場面もある可能性が高いので、丈は少し長めの物を選ぶと安心です。
結婚式当日の流れと知っておきたいマナー
【当日の流れと抑えておきたいポイント】
<<クローク>>
式場では大きな荷物を持って入るのはマナー違反。パーティーバッグに最低限の物を入れたら他の荷物はクロークに預けます。
<<受付>>
式が始まる15分前には受付を済ませます。受付時にご祝儀を渡します。
その際「本日はおめでとうございます」等の言葉を添えましょう。
<<挙式>>
挙式……キリスト教式、神前式、人前式などあります。
<<披露宴>>
披露宴……挙式が終わると少し時間を空けて披露宴へとなります。
いずれも案内の方や司会進行役に従っていれば大丈夫。
結婚式のお呼ばれで慌てないためにも
ちょっと難しそうな結婚式のお呼ばれマナー。
でも、シーンに合わせて必要な物を時間に余裕を持って準備するだけで、不安が取り除かれ楽しみがどんどん増してくるはず!
もしドレス選びで不安があった場合は、新郎新婦に確認を取るのも一つの方法。
ドリードールでは、様々な結婚式に対応できるよう、たくさんのアイテムを取り揃えております。
年齢別、シーン別、どういった場所でもぴったり合うアイテムがきっと見つかるはずです。
マナーを守りつつ自分らしいコーデを楽しめるよう、式の流れやマナーを知って、新郎新婦を気持ちよくお祝いしてあげましょう!!